全庵は元々讃州の生まれであり、松平讃岐守の医師である。医術の評判が高かったため、将軍家御台様が御不予で臥された折、治療するようお召しがあった。 “#019 長尾全庵の家の成立ちのこと” の続きを読む
#016 本邦で僧官が医師を兼ねる謂われのこと
後小松院の御代の人である半井驢庵は、我が国において僧官の位を持つ初めての医師なのだという。 “#016 本邦で僧官が医師を兼ねる謂われのこと” の続きを読む
#006 癪聚のこと
そう遠くない昔の話である。片田舎で読み書きを教えていたある人が常に癪の病に苦しんでいた。 “#006 癪聚のこと” の続きを読む