有徳院様の御代、御納戸役を勤めた落合郷八は、小十人頭を仰せつけられ表勤めとなった。 “#066 頓知の利いた受け答えのこと” の続きを読む
#054 位を賜った犬のこと
天明元年、酒井雅楽頭が命を受け上京した際のことである。まだ壮年の雅楽頭は数匹の狆を飼っていた。 “#054 位を賜った犬のこと” の続きを読む
#051 片目の妻が詠んだ歌のこと
ある男が片目の女を妻に迎えた。あるとき、夫婦喧嘩のついでに男が目のことをあげつらったところ、妻は次のような歌を詠んで聞かせた。 “#051 片目の妻が詠んだ歌のこと” の続きを読む
#045 狂歌のこと
そう昔のことではない。狂歌を詠むことで知られたある人が湿瘡を患った。 “#045 狂歌のこと” の続きを読む
#001 禅僧の狂歌のこと
芝のあたりに柳屋という金物屋があった。主人は禅を好み、家業の合間にはもっぱら禅の書物を読み、座禅などして過ごしていた。 “#001 禅僧の狂歌のこと” の続きを読む