有徳院様の御代のこと。あるとき、上様が碁所の者にお尋ねあらせられた。
「碁の力が同様であれば、先手の者が常に勝つものと思うが、どうか」 “#083 碁の名人のお答えのこと” の続きを読む
耳袋/仙境異聞/勝五郎再生記聞の現代語訳とか
有徳院様の御代のこと。あるとき、上様が碁所の者にお尋ねあらせられた。
「碁の力が同様であれば、先手の者が常に勝つものと思うが、どうか」 “#083 碁の名人のお答えのこと” の続きを読む
有徳院様の御代、御納戸役を勤めた落合郷八は、小十人頭を仰せつけられ表勤めとなった。 “#066 頓知の利いた受け答えのこと” の続きを読む
そう遠くない昔、紀州公が神代のサカツラの箙を弓町の職人に発注された。 “#061 弓術故実のこと” の続きを読む
恐れ多いことではあるが、当代の将軍家のお力は抜群であらせられるとのこと。しかし、普段はまったくそのようなそぶりも見せ給わず、力自慢の程を存じ上げている者もいなかった。 “#023 御力量のこと” の続きを読む
吉宗公の御母堂様は浄円院殿と称し奉る。 “#015 浄円院様御賢徳のこと” の続きを読む
有徳院様の御仁徳は、恐縮ながらその逸話を聞くたびに感涙を催すばかりである。 “#014 仁君御慈愛のこと” の続きを読む
南蛮渡来の品であるという。小さな蓮花を干し固めたようなものであるらしい。 “#012 「やろかつ」というもののこと” の続きを読む
品川の東海寺の修繕を施工することとなり、担当役人として小普請奉行、御目付などとともにその寺へ赴いたことがあった。 “#011 万年石のこと” の続きを読む
吉宗公の御代に両国橋の掛け替えがあった。工期がたびたび遅れ 担当役人らも何度か交代となったため、町の噂にも「両岸から伸ばした橋が川の真ん中で合わないんだとよ」「また、工事が失敗したらしい」と現場の不出来を取りざたす声がかまびすしかった。 “#007 両国橋の掛け替えのこと” の続きを読む
ある年、有徳院様が郊外へ出かけた際、遠い木の枝に鳶が止まっているのをご覧になった。弓を用意するよう仰せられ、狙いを付けられたところ鳶は飛び立ってしまったのだが、 “#005 有徳院様の弓の格言(御仁心のこと)” の続きを読む