沢庵禅師の書いた壁書を山村信州殿が所持されておられたので、写させていただいた。 “#072 沢庵の壁書のこと” の続きを読む
#059 水野家士岩崎彦右衛門のこと
有徳院様の御代に御取立に預かり老中として勤仕した水野和泉守は、元々小身の旗本の倅であり、俗世間のことをもよく見知っていた人であった。 “#059 水野家士岩崎彦右衛門のこと” の続きを読む
#058 小刀の銘のこと
大石良雄(※内蔵助)のものと伝えられる小刀を見たことがあるという話を柘植長州がしてくれた。 “#058 小刀の銘のこと” の続きを読む
#057 酒井忠貫、倹約を守ること
酒井修理太夫忠貫は、まだ年の若い人である。学問を好み、下屋敷に学校を開いて老若を問わず学問に取り組ませ、また、武芸をも殊の外熱心に奨励したという。 “#057 酒井忠貫、倹約を守ること” の続きを読む
#056 紀州治貞公賢徳のこと
紀州公がまだ左右大夫だった頃のことである。公は甚だ慈悲深く、下々の者を大切にしておられた。 “#056 紀州治貞公賢徳のこと” の続きを読む
#048 烏丸光栄入道ト山のこと
光胤卿は和歌の聖との名声も高いお方である。 “#048 烏丸光栄入道ト山のこと” の続きを読む
#044 下わらびのこと
天明元年の夏の初め、私の家をときどき訪ねてきていた自寛という老人が『下わらび』と題した二、三枚の書を見せてくれた。 “#044 下わらびのこと” の続きを読む
#042 大岡越前守の金言のこと
越前守忠相は、享保の頃出世して御旗本より大名となった。政庁の一角を担った人である。 “#042 大岡越前守の金言のこと” の続きを読む
#041 柳生家の門番のこと
あるとき、沢庵が但馬守の屋敷を訪れたところ、門番の詰所に一首の歌が掲げられていた。 “#041 柳生家の門番のこと” の続きを読む
#040 柳生但馬守、心法は沢庵の弟子であること
柳生但馬守宅の門前を通りかかった僧が、剣術の稽古の音を聞いて嘲り笑った。「そこそこ使えるようだが、これで御師範などとは片腹痛いわ」 “#040 柳生但馬守、心法は沢庵の弟子であること” の続きを読む