#003 小野次郎右衛門の出世のこと(伊藤一刀斎のこと)

剣術の流儀を広めるために諸国を修行しながら巡っていた伊藤一刀斎は、あるとき大阪へ向かう淀の夜船に乗り合わせた。この船の船頭は腕力には相当の自信を持っており、一刀斎が木刀を携えているのを見て言った。 “#003 小野次郎右衛門の出世のこと(伊藤一刀斎のこと)”の続きを読む

#000 序

この『耳袋』は、公務の合間に古老から聞いた物語、あるいは家を訪ねてくる人と雑談をするなかで、心に留まり面白いと思ったこと、また、子弟のためになると思われることを書き記して袋に入れておいたものが積もりに積もって山となったものである。 “#000 序”の続きを読む