以上のように論じてひとまず筆を置いたものの、さらに産土の神のことについていくらか付記し、また最近見聞きしたことについて考えるところを二、三書き連ねてみようと思う。 “#15 産土神と氏子” の続きを読む
#14 本地垂迹説への反論
とはいえ、そのように神の御徳が仏に勝るのは重々わきまえているとしても、なお仏者として一生を終わるのは哀れというほかない。 “#14 本地垂迹説への反論” の続きを読む
#13 仏者の説く神祇信奉論
これらのことを考え合わせると、鎮守の神、氏神などがその所々の人を分担して治め給うことをわきまえ、 “#13 仏者の説く神祇信奉論” の続きを読む
#12 幽冥界の階層統治論
世人が死ぬと赴く幽冥は、神世の時代にアマテラスオオミカミ、ムスビノオオカミの詔命によって、杵築大社に鎮まり坐すオオクニヌシノカミが永遠に治めておられることは神典などに詳しく記し伝えられており明らかである。 “#12 幽冥界の階層統治論” の続きを読む
#11 漢籍に見る転生
再生の事例は和漢・古今を問わず多く見られるが、漢学をかじった見識の狭い学者らはこの理を少しも知らずにあり得ないことだと断言してはばからない。 “#11 漢籍に見る転生” の続きを読む
#10 産土神
これを聞いた者は私を含め「産土の神に日々参詣するということであれば、勝五郎が出会った老人は間違いなく産土の神だろう」と思ったし、そう指摘すると源蔵はいった。 “#10 産土神” の続きを読む
#09 父・源蔵
ある人の報告に、勝五郎が折々「俺はのの様だから大事にしておくれ」とか「早く死ぬかも知れない」とか「僧に布施するのはとても良いことだ」といったとある。 “#09 父・源蔵” の続きを読む
#08 死に対する無畏
源蔵はまた、勝五郎は生まれつき少しも化け物、幽霊などといったものを怖がらないという話をした。 “#08 死に対する無畏” の続きを読む
#07 僧を嫌う理由
父源蔵が勝五郎がひどく仏教、僧などを嫌う理由を語った。 “#07 僧を嫌う理由” の続きを読む
#06 謎の老人と烏
彼の前に現れた老人について、ある人の書いたものには「爺さまのような人が来て」云々とある。