#013 ちかぼしのこと

月の近くに出る星、近星が出ると大臣の身に不吉なことが起こるといわれる。俗説であり、どういう謂われがあるのかわからなかったのだが、曲淵氏が次のような話を教えてくれた。

「何の本だったか覚えていないが、その謂われを読んだことがある。老中などが病気をすると、生干しのきすを使いに持たせて見舞いの品とされるのが慣例だ。「生干し」は「近干し」だから、『今日は近干しの使いが出た』というのをいつの頃からか聞き誤ったのだろう」

面白い話なのでここに記す。

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