沢庵禅師の書いた壁書を山村信州殿が所持されておられたので、写させていただいた。 “#072 沢庵の壁書のこと” の続きを読む
#071 山中鹿之助、若武者の初陣談を見極めること
山中鹿之助はかつて幾多の戦場で活躍し、数々の武勲をうち立てた世に隠れなき勇者であった。 “#071 山中鹿之助、若武者の初陣談を見極めること” の続きを読む
#068 松平康福公の狂歌のこと
天明元年、老中の一臈を占めていた松平右京大夫輝高卒去の後、康福公が一臈を継いだ。 “#068 松平康福公の狂歌のこと” の続きを読む
#070 願いは一途でなくては成就しないということ
すべて物事は、たとえ神仏に祈るとしても、一途でなくては叶わないのが道理というものだ。 “#070 願いは一途でなくては成就しないということ” の続きを読む
#069 鬼谷子の心遣いのこと
安永の頃、浅草馬道に鬼谷子という鍼治療を業とする人がいた。雲気の学により人の吉凶を知るという奇翁である。 “#069 鬼谷子の心遣いのこと” の続きを読む
#066 頓知の利いた受け答えのこと
有徳院様の御代、御納戸役を勤めた落合郷八は、小十人頭を仰せつけられ表勤めとなった。 “#066 頓知の利いた受け答えのこと” の続きを読む
#065 流行語のこと
他愛ない戯れ言や町人達の作り話などは取り上げるに値しないが、この時代の姿を映し、あるいは教訓となるものがあるかも知れない。 “#065 流行語のこと” の続きを読む
#064 侍の子は生まれながらに武士の気概を持つこと
浪花の鴻池善右衛門は洛陽随一の富豪であり、鴻池に財政資金の貸付を依頼しなかった諸侯は大小を問わず誰一人としていない。 “#064 侍の子は生まれながらに武士の気概を持つこと” の続きを読む
#063 天道の論諭のこと
ある儒者の語った話である。 “#063 天道の論諭のこと” の続きを読む
#062 身分の卑しい者も工夫を凝らすということ
私と親しくしている一人の浪人がいる。ある年の大晦日のこと、貧しいながらもそれなりに暮らしていた彼がどうにか今年も正月を迎えられそうだと一息ついていたところ、門口を「さざえ~、さざえ~」と呼ばわって歩く声を聞いた。 “#062 身分の卑しい者も工夫を凝らすということ” の続きを読む